でも、なにかおかしい。
ドレミソソシ ドレミファソラ ドシミレソファラド
10コの穴で3オクターブの音が出るようになっているはずなのだけど、真ん中の音階をのぞいて音が外れている。ごめん子供たち。オクターブをまたぐ曲は吹けないみたいだ。
「あーあ、しょせんおもちゃのハーモニカだよな。せめて音を確かめてからかえば良かった」がっかりぷー。ハーモニカを手にしたときの喜びが一気に冷えていった。
自分で調音できるのだろうか、そう思って小倉に帰りインターネットを調べた。「ミニハーモニカ」・・「音階」・・・。
はじめは、楽器の名前もよくわからなかったが、どうやら10ホールハーモニカというらしい。あるいは10ホールズ。ブルースハープという名でも呼ばれている。思った以上にポピュラーな楽器のようだ。
そして、驚いたのはその音階。私が吹いたあの音はあれで正しかったのだ。ベンドという技をつかってファとラと半音を作るらしい。ブルースハープのホームページはたくさんあって、実際に音を耳で聞きながら練習できる。がぜん楽しくなってきた。
私が買ったPUCKは、HOHNERというドイツのハーモニカの老舗が作った、復刻版だった。おもちゃなんかじゃない。私の技術はともかく、音はとても美しい。穴の配列は和音が美しくなるように工夫されたもので、たしかに適当に吹いているだけで、かなりもっともらしく聞こえる。
手の平のなかに収まってしまう小さな楽器で、どんな演奏ができるのか。まずは下のホームページを見てほしい。カーネギーホールを総立ちにさせたBuddy Greeneの演奏だ。
練習曲はこのあたりから
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Oak/4326/buru-suha-pukouza.htm
http://bluesharp.fc2web.com/index.html
http://www.suzuki-music.co.jp/special/10holes_play.htm
http://www.aki-f.com/kouza/h_kouza/
http://www.harmonica.jp/
で、さらに最近、また沖縄に出張したついでに、桜坂劇場に立ちよって、このすてきなブルースハープをたくさん買ってきた。ブルースハープ楽団を結成しよう。