2014年12月13日土曜日

日本人として恥ずかしいと思っていること

わたしが参加しているSNSには韓国や中国や在日の友人がたくさんいます。そういう人が読んでいる場所で、あからさまに隣国の悪口を繰り返す人がいます。そのたびに、私は日本人として、恥ずかしい気持ちと、申し訳ない気持ちでいっぱいになります。

そんな人は、なぜか決まり切ったように朝日新聞の悪口も繰り返します。すごく熱心に読んでいるようで、いろんな記事を紹介してくれます。このごろは沖縄や障害者にもその悪口がむかいます。どういう現象なのでしょう。とにかく、とっても気にしているみたいです。近親憎悪。同じ顔をした隣人や、ひとつ上の学生運動の世代や、身体も衰え心配な老後の自分。自分とよく似ていて、そしてコンプレックスを抱いている相手に対する嫌悪。よく似ているがゆえに、自分がそちら側の人間にされることを恐れと不安から、なおさら過剰に攻撃的になるのだとおもいます。

でもそんな分析をしたところで、この感情は論理では癒せません、その人自身が、自分の心の闇を見つめ直すような、強烈な出会いや経験をするしかないかもしれません。


だから、いちいちそういう人たちと議論はしませんが、そんな発言を毎日のように読まされて、心を痛めている私の友人たちには、時を見てきちんと伝えないといけないと思っています。「日本に住んでいる人の多くは、隣国と仲良くやりたいと思っている」ということを、私たちもまた「結果的に日本を貶めてしまう、みっともないヘイト発言をやめてほしいと思っている」ということを。マスコミや総理大臣がどんなにあおろうとも、私は友人を信じているということを。

友人も私を信じてくれているのだから。