2016年2月3日水曜日

HDRと人間の視覚

新幹線で小倉に戻った。山陽新幹線はトンネルばかりでさして面白い風景はないが、唯一ちょっと楽しみなのが徳山。夜は煙突から火が出ているし、昼は昼でこんな感じ。走っている新幹線の窓から写真を撮る。


 HDRというのは、単にダイナミックレンジをひろげているだけではなく、実は人間の眼(より正確に言えば脳だけど)が見ているように、画像を強調しているのだと考えています。つまり画家や私たちの頭の中にはそういう絵が見えていて、ふつうの写真にはそれがない。


だからHDRはまるで絵のように「かっちょよく」見えてしまうのです。三枚の写真はそれぞれ加減を変えて、より「かっちょよく」感じるように輪郭や色閾を強調しています。