鹿児島のしょうぶ学園にいった・・・ ・・
ここちよい空間が人の気持ちを変えていく・ ・
人間というのはほんとうに不思議な生き物だとおもう・・・・・・・
彼らの仕事は、どうして私の心をこんなにも揺さぶるのだろう・・ ・・
人間の能力というのは、いったいどういう性質のものなのだろう・
ここにいるとそんな不思議さに囲まれる ・・・・
能力がないとか、能力があるとかっていうけど、それっていったいなんなのだろう・・
どんなふうに生まれても・・・・・・・・・・・・
どんなふうに育っても ・・・・
日々の生活が満たされていて ・
日々の生活が幸せであればいいとおもう ・・
それが人間らしく生きることだと思うのだ ・・
毎日毎日の暮らしと楽しみ。それは健常者も障害者も変わらない・
しょうぶ学園、楽しい、教えない、好きなことをする・・・・
大学の研究も同じかもしれない、楽しい、教えない、好きなことをする・・
これは、実のところ大変なエネルギーがいることだ・・
そして手間暇がかかることだ ・・
教えられて決められたことをする。そのほうがずっと簡単なのだ ・ ・
でも、そうでない生き方があってもいい ・
でも、そうでない社会があってもいい ・
だれだって、楽ではないけど楽しい生き方をする権利がある・・・・・・
手間暇をかけることにはそれだけの深い意味がある ・・・・・・・
「普通という曖昧な海を泳いでいるみんなへ」
この言葉に「どきり」とする・
「普通」なんて、曖昧な海なのだ・
ふわふわとその上に漂っているだけの、茫洋とした海なのだ・・・
なにかにしがみつきたくなって、もがく人もいる・・・・
浮かんでいるうちに、幸せになる人もいる・・ ・・
わたしがみつけたものは、だれかを驚かせ、幸せにする ・・
曖昧な海で何かを創る。部屋なんてこれでいいのだ・・
いすだってこれでいいのだ ・・・
そんな、部屋の中で、さらに新しいものを創っていく。子どもが子どもを産む・・
トイレだってわかりやすいほうがいい。右が女で、左が男・
人間はどこまでも、ものを創る生き物なのだ ・・・・
曖昧な海に浮かぶ不安におびえるよりは・・ ・・ ・・
ああ、ここは海なのだから、そういうものなのだ、と思った方がいい・・
人生は曖昧な海なのだから、・・・・・・・・・・・・・・・・・
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確かなものは・
そこに自分がいると言うことだ・・・
自分が生きているということだ・・・・
評判とか価値とか他人の目とか、そんなものではない・・・・・
自分の心の中から生まれてくる、不気味な衝動 ・
我慢できない衝動 ・・・・・
その衝動を、確実に時間をかけて外に出していく ・・・・
それがほかの人の心を動かす