2012年11月8日木曜日

ニホンミツバチのこと

Olketa bi, pikinini blong mifala, gro gud lon sama taem ba, lo las wik nomo mifala faendem Worrrm insaed!  Worm kakae honey an brekem haos lo bi. Haos nogud finis. Mifala autem ol haos fo tekem honey.



春からそだてている、うちのこどもたち。ニホンミツバチ。順調に数をふやし、夏前にはびっしりときれいな巣が並んでいた。


10月の終わりにひとつの巣箱の場所を移したころから、様子がおかしくなった。巣の下にゴミが落ちてくる落ちる。死んださなぎが外に運び出されている。異臭がする。


一週間ほどして中をみた。何かいる。


スムシだった。



わずか一週間のうちに蜂の巣は食い荒らされぼろぼろになっていた。環境が変わり群れが弱体化してしまったのかもしれない。


師匠のハチマル先生を呼ぶと「これは大変だ」という。急遽、スムシの摘出手術をおこなうことになった。巣箱をあけ中を見る。スムシに食べられたところは黒く変色している。


慎重にスムシを取り除くが奥まで入り込んでいる。結局、一番上の巣箱までスムシが入っていた。もはや、手遅れであった。


「全滅だな」師匠は言う。せめて残っている蜜をとりだそう。もう女王は殺されているかもしれない。残っているハチたちには申し訳ないが、このまま放置してももう手遅れだという。巣をすべてとりスムシを駆除して、あとは最小限のハチで冬越しさせるしかない。



そんな、悲しい思いで、蜜を絞った。ミツバチたちが冬越しのために蓄えた上質な蜜がいっぱいに詰まっている。これがいいようもないほど、おいしいのだ。悲しくもおいしい蜜なのだ。ごめん私のこどもたち。



生き物を飼うのは本当にむつかしい。もう一つの箱は大事においてある。無事、春をむかえてほしい。