2017年5月5日金曜日

それはIにあらず、Gなり

愛国者を自称する人々ほど自国の評判を貶めている。いっけん矛盾しているようだが、愛している自分のことしか考えず、相手から愛されようとはしていないとい う点で、ストーカーと同じメンタリティである。それは愛とはほど遠く、自身の慰めのために相手つまり国家を利用しているだけである。いや、それどころか、他人を憎まなければ自己を愛せないような情など、もはや我執でしかない。

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愛することの危うさを歌姫はうたう。「愛した人の数だけ 愛される人はいない、落ち葉の積もる窓辺はいつも同じ場所と限るもの」。愛そうと思うよりも、愛されたいと思う方がいい。そんなこと、「わかってるけれど  わかりきってるけれど ・・・ うらやましくて うらやましくて 今夜は 私 泣くと思います」

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愛国者を自称する人々に愛の不条理が理解できるだろうか。愛国者を自称する人々におかずにされ、真の愛を失っていく我が祖国よ、あわれなり。人を愛するよりも、愛される人になる。国を愛するよりも、愛される国になる。その切ない悲願を、土足で踏みにじる者たちよ、その口から愛を語るたびに自らを恥じよ。

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